そうだHartfordに行こう~その1〜


アメリカは各々独立した州が集まって国を作っているため、各国に首都があるように各州にも州都というものがあります。(日本でいうと県庁所在地でしょうか?)私が住むコネチカット州の州都はHartford。保険会社が有名な都市です。ただ交通の便は悪く、一日数本のAmtrak(日本でいう国鉄?)が走っているだけです。そんな中、昨日新しい通勤列車(computer train)が私が住むNew HavenからHartfordを経てマサチューセッツ州のSpringfieldまで開業しました。正確にいうと元々複線だった路線がAmtrakの経費削減のため単線となっていたのを、再び複線化し高速運転に対応するために改良工事をした路線です。
http://www.hartfordline.com/
本数は平日16往復、休日12往復で、列車は先端の機関車を除くと3−4両編成でした。開業最初の週末(土日)はただで乗れるということと、最近は仕事が結構忙しくプライベートな時間が少なかったので、Hartfordまで列車で旅行してきました。

午後2時20分発のHartford行き列車に乗るために約一時間前にNew Haven Union Stationへ行きました。今日が開業日だからか、チケットがタダだからか駅はかなり混んでいました。列車は約20分前にホームに入選。もちろん新規開業路線なので、列車はピカピカに塗装されていましたが、列車そのものは車齢30年以上の車両をマサチューセッツ州からリースしたということでちょっとニュースになってました(なんでそんな古い車両を買うのかっと)。車内はだんだん人も増えてきて、発車間近には席がほとんど埋まっている状態でした。なかなか動かないな〜っと時計を見てみるとすでに2時25分。最終的に5分遅れで、New Haven駅を発車(こっちではこのくらいはon timeです。)
列車はしばらく湿地帯みたいなところを走ると、その後列車は森林地帯へ。New Haven-Hartford間には3駅(Wallingford, Meriden, Berlin)があり、各駅では新規路線を写真に収めようとする鉄道マニアの方々がいました(アメリカ人にもこういうのが好きな人がいるんですね)。改良工事を施したからか、列車はかなり高速で走ってました(近くで高速道路を走っている車より速かったです。)

列車は順調に走り、Berlin駅を過ぎたあたりで列車が途中停車。車掌の放送によるとこの先のHartford駅に対向列車がいるための一時停車のようです。上の写真はちょうどそのあたりの写真で手前の道路はBRTというバス専用道路。BRTは高頻度運転のようで、一時停車中3−4本のバスが通過していきました。そして4−5分ほど停車したあと、対向列車が通過していき、私が乗っていた列車が再び発車しました。Hartford駅手前は単線のままらしく、列車交換が必要だったようです。

そして予定時間を30分ほど遅れてHartford Union Stationに到着。普段ならばNew Haven-Hartford間は50分くらいで走るようですが、この日は乗客が多すぎたためか結構時間がかかったようです。