査読していて

つい最近、レビュー論文の査読を引き受けた。
タイトルが自分の興味のある内容だったので。
っで、いざ論文を読んでみたのだが、その内容が
私が2年前に書いたレビューとほぼ同じ
だった。
もちろん少なからず、新しい部分もあったのだが、
はっきりいって90%くらい同じ内容。
さらには最後のまとめ・ディスカッション部分の内容
まで同じだった。でも私の論文はリファレンスリストに
なし。レビュー論文なので参考文献がある程度被るのは
しょうがないのかもしれないが
オリジナリティの出るディスカッション部分まで一緒だと
さすがに私の論文読んでるだろ
っと言いたくなった。私のレビュー論文自体もそれほど
著名な雑誌には載ってないが、この論文のタイトルに使われ
ているキーワードでグーグル検索すれば1,2番目にはヒットする。
唯一の救いはコピペではなかったこと。文章自体は彼らの
オリジナルの文章で書かれていたので、この内容で論文を
書き始め、ある程度書いたところですでに似た内容の論文が
出ていたことに気づいたというのがオチじゃないかと思う。
ただ昨今、コピペや画像の捏造など科学界のルール違反が
世界中で騒がれる中、今だにルールを守れない科学者が
いることが非常に残念です。