日本の車窓から5


会津若松からは只見線に乗り換えます。
只見線会津若松―小出間を結ぶローカル線で
一日の本数が他のローカル線と比べても極端に少ない路線です。
ただ道路も凍結してしまうほどの豪雪地帯を走ることから、
沿線の重要な交通手段として今でも廃線にならずに存在しています。
人里少ない秘境区間を走ることから、その車窓は
絶景として知られ、行楽シーズンには多くの観光客でにぎわう
路線である。実際今回私が乗車した時も、乗客のほぼ80%くらいが
観光客といった感じで、列車内は普段の乗客も含めほぼ満員でした。

さて列車は会津若松駅を出るとしばらくは会津盆地を迂回します。
その後、次第に山岳地帯へと入って行きます。

列車の速度はだいたい20〜30キロといったところでしょうか、
沿線沿いの道路を走る車に次々と抜かれていきます。
遅っ(>o<)
まあ新幹線等とは異なり、こうしたのんびりゆっくりした列車の
旅も楽しみのひとつだという人もいますが・・・。


しばらくすると着いた駅はここ会津宮下駅只見線は単線であるがゆえに
途中駅で数分間の停車を要せられます。ここでは14分間の停車だそうで、
多くの乗客が駅の自動販売機で飲み物を買ったり、たばこを吸ったりしていました。
まあせっかくなので私も外に出てカメラ撮影。
駅の時刻表を見ると1日6往復。その内、終点小出駅まで行くのは3往復だけ・・・。
まさに秘境列車なり(-o-)/


またホームを見てみるとなんと野生のフキを発見!
昨日いった長野でもフキを見たがこちらの方がきれいでした。
もっと暖かくなってくるといろいろな植物が駅周辺やホームで
見られそうですね(^o^)v
さて再び列車に乗り、さらに山奥に進んでいきます。

只見線はダム建設用物資の運搬などを目的に作られたため、
ほぼ川沿いに線路が敷かれており、ところどころでダムの放水を
見ることができました。春も近いので、雪解け水等で川が増水した
のでしょうか?


さて、またしばらくすると只見線のちょうど中間駅ともいえる「会津川口駅」に到着。
ここでは対向列車とのすれ違いのために6−8分ほどの停車をします。
対向列車側にもかなりの観光客が乗っていたらしく、私が乗っていた列車の
観光客も含め、駅ホームにはかなりの人でごった返していました。
普段ではこんなに混み合うことはないでしょうが、行楽シーズンならではの
光景でしょう(^o^)v
さてさてこの会津川口駅からは1日三往復の秘境区間で、絶景区間です。
カメラの準備をし直して再び列車に乗り込みました(^-^)b