はじめての海外引っ越し

約半年であったが、日本でポスドクとして働いたのは大変いい経験だった。
まとめきれなかったものや解析途中のものは、一緒に手伝ってくれた
技術職員さんに引き継いでもらい、渡米前二か月は自分のメインテーマの
研究のまとめあげることにした。それと同時進行で、留学へ向けての
引っ越しの準備等にもとりかかった。
もちろん海外引っ越しなどはじめてで何を持っていけばいいかもわからない。
そこで参考書として以下の本を購入した。

研究留学術―研究者のためのアメリカ留学ガイド

研究留学術―研究者のためのアメリカ留学ガイド

もちろんまるっきり参考にしたわけではないが、この本を元に手荷物で
持っていくもの、船便で送るものを仕分けした。引っ越しは特に理由は
ないが日本通運の5箱定額パックを選んだ。
冬服(出発が夏だったので)、タオル(実家に大量にあったのとクッション
代わり)、書籍(小説、論文、漫画など)、多少の調理用具などを詰めた。
手荷物には夏服、論文、ノートPC、デジタル一眼(趣味)、
いろいろな方からいただいた餞別などを持って行った。
さらに渡米にあったっての金銭の準備も行った。
シティバンクでの口座開設である。
シティバンクは海外に支店・ATMがあるだけではなく(幸い私が来た街にも
シティバンクの支店とATMがあり、お金の引き出しが可能です)、
オンラインバンキングも可能なので例え日本を離れていても口座の操作が
可能な点がいい。ただオンラインバンキングもパスワードの盗み撮り等に
よる犯罪も起こっているので、かならずしもいいものとも言えないのだが。
なにはともあれ、本やWebページを参考に、留学に向けての準備を着々と
進めていったのである。
ちなみに私が行くYale大学があるNew Havenという街はニューヨークから
電車で北に一時間半ほどの地点にある。引っ越しに使った日本通運の支店は
ニューヨークしかなく、追加の料金がかかってしまった。
(とはいってもどの会社を選んでもNew Havenには支店がないので
追加料金はさけられないのだろうが。。。)