はじめてのアメリカ家探し

ホテルにチェックイン後、時差ボケのためベッドで横になりたい気持ちが
強かったが、ゆっくりはしていられず、まず現地についてやること、
「家探し」をはじめた。
ハリケーンはまだ到達はしておらず、外は晴れていたが風がやや強かった。
渡米前に大学の部屋紹介のサイトである程度、アパートを絞り込んでいて、
メールでコンタクトもあらかじめとっておいた。こっちについたら電話して
と言われていたので、さっそくGmailを使って電話してみることに
Gmailでの電話はアメリカでは無料らしい。一方ホテルの電話は
料金がかかるようだった。)。ただ電話はつらい。面と向かって
話すのであれば、ボディランゲージなど視覚的な情報から推測もできるが、
電話は声のみしかわからず、ある程度の雑音も入るので、なれない英語を
聞き取り理解するのがつらかった。最終的には「今からみたいの?」
「どこのホテルにいるの?」などの質問に答え、大家にホテルの前まで
迎えに来てもらった。部屋を見てみると、やはり日本に比べると大きい。
キッチン、リビング、ベッドルーム、バストイレ。
残念ながらバスタブはついていなかったが、ガス代込でリファレンス
(保証人のようなもの?)が必要ない点がよかった。
East Rockという比較的安全でYale大学の学生・ポスドクが数多く住んでいる
地域である。ちょうど無料の大学シャトルバスが家の前を通り、
利便性も問題なかった。月約1000ドルとちょっと高めではあった。
本当は3,4件ほど見て回りたかったのだが、ハリケーンで他の大家からは
「今日は会うのやめよう」と言われてしまったり、ホテル代を浮かせるために、
4,5日ほどで決めようと思っていたのもあって、結局この家ともう一件
やや治安のよくない地域のアパート(家賃は800ドルほど)を見ただけで、
はじめに見たこのアパートに決めてしまった。ホテルには4泊したが食事等を
込めると、約800ドルもかかってしまったことを考えれば、このアパートに
多少の問題があってもいいかと思ってしまった。何はともあれ、これにより
私のアメリカ留学生活が始まったのだった。