はじめての床屋

さて今回もタイムリーネタで。
アメリカに留学してから約3カ月ほどが経ちました。
渡米前に1000円カットで髪を切って以来、一度も散髪をしていなかった
ため、前髪は目にかかるは耳は髪で隠れるわという状態になってました。
そこで、今日は満を持してアメリカの床屋デビューをしました。
とは言うものの、店員になんて説明をすればいいのやら?
多少の不安を抱きつつ、家の近くにある赤と青と白のぐるぐる
(←床屋にあるやつ)があるお店にいってみることに。
いざ入ってみると、店員さんがふたりに散髪されている客がふたり
そして座席で待っている客がふたりという状況であった。
ひとまず店員は客に対応中だったので、座席で待つことに。
店内は黒を基調とした内装で、ラテン系の音楽がBGMとして流れていた。
店員は女性と男性で、女性店員は客と楽しそうに話しをしながら
仕事をしていた。もうひとりの男性はちょっと聞き取れない言葉だった。
よーく聞いていると、あの独特な巻き舌、、、この人スペイン語話しとる。
スペイン語圏の多いアメリカ大陸、アメリカでスペイン語が話せる人は
意外に多い。銀行のATMも大体スペイン語対応している。
でもちょっと不安が。。。この方々に私のつたない英語が聞き取れるのか。
しばらくすると女性店員が対応していた客の散髪が終わったようで、
別の待機していた客が次に呼ばれた。自分の番になるにはもうちょっと
かかるかなーっと思っているとさきほど髪を切ってもらっていた客が
私に話しかけてきて、
「誰か待ってるの?髪切りたいの?」
っと尋ねてきた。この客はなんでそんなこと聞いてくるのかと思ったが、
「そうだよ。」
と答えると、
「OK。じゃあこっちに座って」
と空いていた散髪台を指差した。
そう、このさっきまで髪を切ってもらっていた客はこの店の店員だった
のだ。女性店員が軽快な口調で楽しそうに話していたのは身内だったから
だったのだ。別に待っていた客はもう一人の男性店員を指名していたため、
私が先に切ってもらえることになったのだ。しかし、なんだな〜。
一般客が待っているのに店員の散髪を優先するところが、
「This is America」という感じ。。。A;^^)
いざ、散髪台に座り、店員から、
「どうするの?」
って聞かれたので、
「短めに3インチくらいまで(こちらは長さはインチで答えます)、
前髪はちょっと長めに。」
っとたどたどしい英語で話しかけると
「わかった。」
と答え、散髪がはじまった。ハサミでチョキチョキ切っていって、
しばらくすると
「これでどうだ。」
と尋ねてきた。髪はほんのちょっとしか切られていない。どうやら
「3インチまで切ってくれ」と「3インチほど切ってくれ」と
勘違いされたようだ。
「もっと短く、耳の部分もオープンに」
と答えると店員も私の意図を理解してくれたようで、渡米後伸びた
長い髪をバサバサと豪快に切り始めた。アジア系の髪に慣れていないのか
多少タドタド感はあったが、なんとか無事に散髪を終えた。店員から、
「これでどうだい。」
と尋ねられたので、
「いいよ。」
っと返事をした。最後にちょこっとハサミで髪を整えてもらったら、
ブラシっぽいもので首回りや耳の髪の残骸をはたいてもらい終了。
ちなみにこちらでは洗髪はありません。なので散髪後はそのまま直帰し、
自分で洗髪し頭に残った髪の残骸を洗い流さなければなりません。
ちなみに散髪代は15ドルでした。
まあなにはともあれ、無事アメリカ床屋デビューをはたしたのであった。