はじめての散歩


アパートが決まって最初の日曜日、私は街へ散歩に出かけた。
この頃知っている場所は大学周辺とアパート周辺だけだったので、
もうちょっと街を探索してみようと思った。
ただお世辞にもこのニューヘイブンは治安のいい場所ではない。
主な産業がこのYale大学のみで、所得の低い方々も多いようです。
Yale大学に来て、2,3週間ほどで”gunshot”や”robbery(=強盗)”と
書かれたメールが3通ほどMLに流れていたくらい。また街中を歩いていても、
「金くれ」と物乞いにも何度も会った。ただアメリカも全ての場所が
危険というわけでもない。こっちでできた日本人の知人から
「安全な地域と危険な地域は行って見ればわかるよ」
と言われていたので、この目で確かめてみようと思った。
そこで「朝なら大丈夫だろう」という楽観的な考えのもと出かけたが、
すぐに「ここが危険地帯か。。。」とわかった。
少しダウンタウン・大学から離れていくと、道路にはゴミが散乱していて、
すれ違う人は煙草を思いっきり投げつけたり(さすがに人に向かっては
投げなかったが)、道路で大きな声で何かさわいでいたり、雰囲気が
一変した。車道にも人が平気で飛び出してくるし、道もでこぼこ。
ちなみにこの日記のトップに載せた写真はダウンタウンの中心で
比較的安全な地域の写真です。
このような住宅街を過ぎていくと、その後は自然のあふれる
郊外に出る。ラボのメンバーに後で聞いてみると、妻子持ちの留学生は
子供や家族の安全面を考え、多くの人が郊外に住むそうだ。私のように
ダウンタウン周辺に住むのは独身が多いとのこと。幸い私の住むアパート
周辺はゴミが散乱していたりせず、比較的安全な場所だった。この銃社会
アメリカで過ごしていく上で安全に過ごしていくためには、
安全・危険地域の把握は大事なことだと私は思う。