はじめての日本人会

研究室でメールボックスを見ていると、OISSからメールが届いていた。
日本人の為のレセプションパーティーをやるそうだ。聞いたところによると、
Yale大学には全体で約140人ほどの学生・職員が所属しているらしい。
特に伝手があって来たわけではない私にとって、日本人の知り合いは同じ
フロアで働いている日本人研究者二人とアパートの数件先に住んでいる
日本人学生だけであった。そこでこれは日本人の知り合いを作るいいチャンスだ
と思い、いざ参加してみた。会場にいってみると、人でいっぱいであった。正直、
「Yaleにはこんなに日本人がいるのか〜。」
と驚いた。ここで何人かの人たちと話をすることができたが、
みんなさまざまな分野・シチュエーションでYale大学に学びに来ているようだ。
私のようにポスドクとして留学した人、元々アメリカに住んでいてアメリカの
大学に進学した人、企業からYale大学に学びに来た人、さらには日本の高校を
卒業し大学からアメリカで学び始めたつわものまでいた。分野も、私のような
医学・サイエンスだけでなく、環境経済、哲学そして宗教と多種多様であった。
分野によってはこの「留学」の重みというものが大きく違う印象も受けた。
とある分野では留学などしていたら職にありつけなかったり、逆に他の分野では
留学することでキャリアに箔がついたり。ただ久しぶりに日本語を話せたという
だけでなく、こういった自分とは違うシチュエーションの人たちとめぐり
あえたのは大変いい経験だった。