はじめての学生リクルートメント

日本にも大学院説明会があるように、アメリカにも学部生を
対象にした「学生リクルートメント」たるものがある。
数日間にわたって、学部生たちは大学院の説明を受けたり、実際に
ラボを見学したり、学生やポスドクによるポスター発表を聞いたりする。
今日はそのラボ見学とポスター発表の日であった。昼時ラボで研究して
いるとゾロゾロと学生たちがやってきてホスト役の在学生から
(在学生がラボ見学の案内役になっていたようだ。。。)、
このラボの特徴とかを説明してあげてくれと言われ、ちょうど
他のメンバーが全員席をはずしていて私が説明することに。
正直、私のつたない英語を聞き取ってくれたのか、あのラボには
変な英語を話す東洋人がいると思ったのかわからないが。。。
そしてその後夕方くらいになると今度はボスから頼まれ、同じラボの
大学院生と一緒にポスター発表に参加することに。ポスター会場に
向かう途中学生さんと話して知ったのだが、この学生リクルート
メントは食事、ホテル代、旅費すべてがタダらしい。ポスター会場でも
ワイン、ジュース、フルーツやチーズがふるまわれていた。
(もちろん発表者の私も多少つまみましたが。。。)
彼女曰く、このリクルートメントは「旅行」みたいなもんだとか。
「日本はどうなのっ?」て尋ねられたので、学生が個別にPIに会いに
行くのが多いかな〜っと答えた。まあそれだけ優秀な学生を確保
しようと必死なのかもしれないが。
いざポスター会場に着くと、ラボ見学を終えた学生さんたちが
集まってきて、自然とポスターセッションが開始。今日の発表では
一人熱心に聞いてきてくれた学生さんがいて、私のちょっと
わかりにくいコンピューター解析の内容も結構理解していてくれた
ようだった。質問も積極的にしてきてくれたし、アメリカの学生の
モチベーションの高さを感じた今日この頃だった。