ラボローテーション

今月から研究室新たなメンバーが加わりました。
とはいっても正式なメンバーではなく「ラボローテーション」
で2か月ほど体験に来ている学生さんです。
「ラボローテーション」というのは特定の研究室に配属する前に
いくつかの研究室に数カ月所属して、研究を体験するという
制度のことです。そしてこのラボローテーション後に学生さんは
正式に所属研究室を決め、本格的に研究を始めるという流れに
なっています。日本でもいくつかの大学・研究科で実施している
というのは聞いたことがありますが、ほとんどの日本の大学は
入学時に指定するところがほとんどだと思います。
今来ている学生さんに聞いてみたところ、このラボローテーション
はほとんどのアメリカの大学で実施されているそうです。
また他の大学でもそうですが、Yaleの大学院に来ている学生さんは
学部は違う大学から来ているのがほとんどです。学生さんに
聞いてみると、大学側が大学院は別の大学に行くように勧める
らしいです。環境が変われば周りの人たちも違うし、考え方も
全然違う人達で出会って、自分も成長していくという。
私はアメリカの大学は出ていませんが、修士で一度、ポスドクで一度
大学・研究室を変えていますが、たとえ同じ大学内でも研究科が
異なれば、そこにいる学生さんも考え方・興味・知識・技術が
全然違いますし、それで学んだことがたくさんあります。なので
このアメリカ式の考え方は私はかなり共感します。
まあ何はともあれ、今自分が一番心配しているのが、このラボ
ローテーションで来ている学生さんが私の下手な英語をちゃんと
理解してくれているかどうかということです。。。