はじめてのアメフト観戦

気温が0度前後を記録する中、行ってきましたアメフトの試合。
日本で言う「早慶戦」にあたる「Yale vs Harvard戦 the Game」。
ダウンタウンからシャトルバスで街のはずれにある球場へ向かい
ました。球場につくとほとんど歩けないほどの人だかり。
でもなぜか多くの人が球場内に入らずに、外で騒いでいました。

いざ球場内にはいると試合開始数分前。なので、すぐ席に
ついて試合観戦。試合は序盤からロングパスがよく通る
ハーバード有利の試合運び。

イエール側はボールを落としたり、ややミスが目立つ。。。
ハーバードは前半の内にタッチダウンを3回決め、その後の
キックも全て決めて、0対21で後半へ。


20分のハーフタイムの後、ゲームは後半戦に。しかし、
後半はイエール側も反撃を見せ、ロングパスが通りはじめ、
徐々に相手ゴール側へつめていく。


そして最後には見事イエール側がタッチダウンを成功。
キックも決めて7対21として、さあいざ反撃と行きたいところで
またハーバード側にパスカットされ、サイドタッチダウン
最終的には7対34という残念な結果に。でもはじめて
本場のアメリカンフットボールのゲームを見て楽しかったです。
正直、ルールはいくつかわからないところがありましたが、
なかなか白熱した試合でありました。

リトリートでの動画


リトリートも無事に終わり、再び我が家のある
ニューヘイブンに帰ってきました。Jiminy Peakは
携帯の電波が弱くて写真をアップできなかったので、
今日アップしてみました。遠くに見える建物がリトリートの
会場です。っで前の記事で話した学生さんが作製した
おかしな動画ですが、YouTubeにアップしたらしいので
このブログにリンクしてみました。

なかなかクオリティの高い動画です。

リトリート

昨日はハロウィンでしたね。日本にいた時はほとんど
気にしていませんでしたが、こっちでは学生さんが
変わったコスチュームを着たり、かぼちゃのランタンを
玄関に飾ったり、夜中に子供たちが親と一緒にドアをノック
して回ったりと否応なしにも意識してしまうものです。
さてそんなハロウィンの次の日、私は大学の学部のリトリート
に参加するために、マサチューセッツ州のJiminy peak resort
にやってきました。っでこの日本でなじみのないリトリート。
このリトリートは毎年1回、大学キャンパスを離れて、ゆったりと
発表会・ディスカッションをするイベントのことです。
辞書で「Retreat」と調べると、退却・引退・避難所・収容所という
意味がヒットしてしまうので、初めて聞くと何のイベントかわかり
にくいですね。さて今回のリトリート内容はPIによるショートトーク
学生・ポスドクによるポスター発表、そして学生主催のエンター
テイメント。正直、このエンターテイメントがこのリトリートの
醍醐味といった感じです。エンターテインメントでは学生さんが
考えたクイズやゲーム、そしておかしなムービーが上映され、
我々を楽しませてくれました。こっちの大学に来て思うのは、
アメリカの学生さんは仕事と遊びのメリハリがよくできているなっと
思います。楽しむ時は大いに楽しみ、仕事の時は一生懸命やる。
これがこっちの学生さんのいいところなのだと思いました。

はじめてのバッファロー


さてかなり時間が空きましたが、ナイアガラの旅の続き。
今回は最終日のお話。行きは長時間の列車の旅でしたが、
さすがに帰りはきついということで、帰るのは飛行機に
しました。ナイアガラフォールスから市バスに乗って、
空港のある近郊の町、「バッファロー」へ。
街の中心にバスターミナルがあり、ナイアガラからのバスも
そこに到着。飛行機までまだ時間があったのでバッファロー
市内観光をすることに。

バス停のすぐ近くを走っている路面電車or地下鉄のNFTA Metroに
乗って3つ先の駅「ALLEN MEDICAL CAMPUS」へ。

そして駅から数分歩いてやってきました
ロズウェルパークキャンサーインスティチュート」。
なんぞやという方も多いかもしれませんが、こちらの研究所(兼病院)は
世界で最も古いがん研究所らしいです。バッファロー市内観光を
しようと思ったら思いのほか観光地がなかったのですが、
一緒に行ったメンバー全員が研究者ということでやってきました。
いざ行ってみると最古の割にはきれいな建物がたくさん並んでいました。
広報とかを読んでみると日本人研究者・医師もここで働いているようですね。
建物内にあったダンキンドーナツでコーヒーを飲んで休憩した後は
再び地下鉄で中心街に戻り、空港行きのバスがくるまで近くをぶらぶら。

こちらはバス停のすぐ近くにある球場。マイナーのAAAのバッファロー
バイソンズの球場です。メジャーリーグだとチケットが数十〜数百ドル
するのに対し、こちらの球場は12ドル。さすがマイナーは結構手軽に
試合が見られるようです。日本とはあまり関係ないかなっと思って
ましたが、一時期、ブルージェイズの川崎選手がプレーしていたみたい
ですね。それを考えると時期によってはバッファローもまあまま観光
できる感じだなあと思いました。

はじめての国境


島国である日本出身の私にとって、生まれてこの方
一度も見たことがなかったもの、それが
「国境」
海ではない、陸続きの国境そして関所。ナイアガラフォールスの
もう一つの見どころです。ナイアガラの滝の公園から
少し歩くとカナダへの道を示す看板が見えてきました。

関所はナイアガラ川にかかる橋の「レインボーブリッジ」に
あります。見た感じ、高速道路の料金所のような感じでした。
この日はカナダ->アメリカ間が異常なほど混雑していました。
ナイアガラフォールスではたくさんの体験ができました。

はじめてのナイアガラの滝


鉄道による長時間の旅を終えた次の日は目的地のナイアガラの滝へ。
通常ナイアガラの滝観光はカナダ側からするのが主流ですが、
ちょっと訳があって、今回はアメリカ側からのみの観光です。
まずはホテルから歩いてナイアガラの滝の中央にある島「Brother island」
へ。朝早いのと、アメリカ側の観光がそれほど人気がないからか
かなり静まり返っていました。ただ島へ渡る橋の下では、水が
かなりの勢いで流れていて、その音が響き渡っていました。
まあこの川の数キロ先にはもう滝があるのですから。

そして橋の上から遠くを見てみると、滝の近くでたくさんの水蒸気が
舞っているのが見れました。ちなみに遠くに見える建物はもうカナダです。
ナイアガラの滝のせいなのか、割かし湿度が高いかなっという感じがしました。

そしてこちらが3つある滝のひとつ「カナダ滝」。滝の面積は最も
大きくて、よく写真で写っているやつがこれです。ここには観光フェリーが
滝の下まで来てくれるみたいです。またこのたくさんの水しぶきで滝近くには
虹がくっきりと写っていました。

そしてこちらがもうひとつの滝「アメリカ滝」。こっちもかなり大きな滝です。
遠くに見える橋はアメリカとカナダを結ぶ橋で「レインボーブリッジ」と
いう橋です。(←どこかで来たような名前。。。)

最後にカナダ滝とアメリカ滝の中間にある「ブライダルベール滝」。
正直こっちの滝は他の二つに比べて、結構小さいですが、
滝の真下にいけるようです。河童が配られているみたいですが、
ほぼ意味なくずぶぬれになってしまうようですね。。。

はじめてのAmtrak

自動車社会のアメリカ。どこに行くにも、車や飛行機が
あたりまえ。それでもアメリカ全土の旅客鉄道サービスを
行っている鉄道会社があり、それがAmtrak。
ニューヘイブン駅にもAmtrakの列車が発着し、バーモント州
ワシントンDC、ボストン等を結んでいます。ただ飛行機や
自家用車に比べ、かなり時間のかかるアメリカの鉄道、仕事では
なかなか使いにくいのが現状。そこで8月最後の土日と、
9月あたまのLabor day(勤労感謝の日みたなもの?で祝日)を
利用してAmtrakに乗車してきました。目指すは
「ナイアガラフォールス」
まずはニューヘイブン8時9分発の「Northeast regional号」に
乗車。切符は飛行機と同じe-ticket。自宅でプリントアウトして、
そのまま乗車。車内でe-ticketに記載されているバーコードを読み
取ってもらいます。1時間半かけてニューヨークの「Penn station」
に到着。予定より10分ほど遅れましたが、「On time」だそうです。。。

そしてここからが本番。「Penn station」にて10時20分発の
Empire Service号」に乗車。この列車は
9時間(460マイル)
かけてニューヨークとナイアガラフォールスを結んでいます。
アメリカに来て長距離列車に一度は乗ってみたいと常々思っていて
ようやく夢が実現した次第であります。とはいってもこの列車は
こちらでは中距離列車
になるみたいですが。。。長距離列車は大陸横断列車や国際列車を
いうみたいです。。。さてそれはさておきさっそく車内へ。

Empire Service号」は先頭の機関車に普通車Coachが数両と
Cafe+Businessが一両からなります。寝台設備等はついていません。
値段はニューヨークからナイアガラまで60ドルほど。飛行機が100-300ドル
近くすることを考えるとかなり安いです。またプラス30ドルほどで
ビジネスクラスに乗車できるので、今回は長旅ということもあり、
ビジネスクラスで行くことにしました。ビジネスクラスではペットボトルの
水とニューヨークタイムズがただで配られます。

さて列車は一応定刻通りにニューヨーク駅を出発。ハドソン川沿いに
ひたすら北上します。ニューヨーク近郊区間ではメトロノース鉄道という
通勤列車と線路を共有しているためか、かなりノロノロ走ります。
ハドソン川は両岸に線路が引かれていて、西側は貨物専用で、東側は
旅客鉄道が使っています。走っていると対岸に貨物列車がこれまた同様に
ノロノロ走っているのがわかります。

そして2時間ほど走ると最初のメインステーション「Albany–Rensselaer駅」
に到着します。この駅はボストン側から来る列車とニューヨーク側から来る
列車が合流する駅で、街の大きさに比べて、そこそこ列車の発着数が多い駅
です。(←ちょっと失礼。。。)この駅から列車は進路を変えて、西方向に
向かいます。ここから先は大自然の中をひたすら列車が走るという感じです。

ビジネスクラスの車両は最後尾なので、窓から後ろの景色を見てみると、
ひたすらの直線。ハドソン川を越えたあたりから列車はややスピードを
上げて走りだしました。この区間は貨物輸送が盛んなのか、頻繁に
貨物列車をすれ違う後継が見れました。その後列車はシナキューズや
ローチェスターなどの中小都市を経由し、到着しました「Buffalo Depew
station」。バッファローはナイアガラの滝の玄関口ともいえる街で、通常
飛行機で来た場合、この駅の近くのバッファロー空港を利用します。この駅
からシカゴ方面に向かう列車とカナダのトロント方面に向かう列車が
わかれます。バッファローの中心地はこの駅にはなく、次の「Buffalo
Exchange station」です。さすがにここまで来ると車内にはほとんど人が
いなくなっていました。ニューヨークからここまでずっと車内にいるのは
私たちとCafeの売店のオバちゃんだけでした。そうこうしていると
車掌がやってきて、「この列車ははじめてか?」と尋ねてきました。
「そうだ」と答えると、「この列車は一度止まって5マイルほどバック
するから」と言われました。最初は何をいっているのかわからなかった
のですが、しばらくすると列車はトウモロコシ畑の真ん中で停車し、1分
ほど停車した後、そのままバック運転をしはじめました。っでそのまま
バック運転の状態で駅に進入し、「ナイアガラフォールス駅(アメリカ側)」
に無事10-20分遅れで到着しました。簡単に言うとスイッチバックしたわけ
です。理由はよくわかりませんが、ナイアガラからニューヨークに戻る時に
機関車を先頭に戻すためなのかなっと思いました。

何はともあれニューヘイブンから半日ほどかけてようやく目的地に到着
しました。あたりも結構暗くなってました。ここからはタクシーに乗って
ホテルに向かいました。

この日の夜はホテルの近くに会ったステーキハウスでアメリカンな食事。
ボリュームはありますが、脂が少ないためか、結構食べれました。