はじめてのアメリカ自動車免許〜Road test編〜

Knowledge testを無事終え、次はRoad test(路上試験)。
Road testは完全予約制で、Knowledge test後に予約ができる。
もちろんここで予約せずに、別のDMVで試験の予約をする
ことも可能である。聞いたところによると、試験の難易度や
試験官の善し悪しは場所によって結構違うらしい。
同僚からKnowledge testは落ちる人は少ないが、Road testは
結構落とされるから気をつけろとアドバイスをもらっていた。
(ちなみに私の行ったHamdenのDMVは難しい方らしい。。。)
予約をとると数日後、予約の証明書たるものが郵便で自宅に
送られてくる。書類には当日持ってこなければならないもの
が記述されていた。それは以下の通り、

  1. この予約の証明書
  2. 申し込み用紙
  3. 自動車所有の証明書
  4. 自動車保険
  5. 自動車
  6. 試験費用(80ドルほど、そこそこ高い)

なにか変なものがある。「自動車」。。。
そう、アメリカで路上試験を受けるためには自分で保険の入った
自動車を持ってくる必要があるのだ。免許をとるために自動車を
もっていく。。。なんとも不思議なルールだが、通常は免許をもつ
誰か(通常は親)に同伴してもらって試験を受けるのが普通らしい。
私の場合は、自動車はすでに持っていたので、国際免許で運転して
そのままDMVに運転していった。いざDMVにつくと係りの人に
さきほど列挙した必要書類を提出し、しばらく待機。数分後、
試験官が現れ私の名前を呼び、外に止めてある私の車の方に
向かった。試験を始まる前に試験官から、
「このテストは君が交通ルールやサインをちゃんと理解して
いるか見るものだ。」
と説明を受けた。そして試験開始。まず最初は自動車のチェック。
ブレーキランプ、ウィンカー(前後)、ヘッドライトがきちんと
付くか確認。それが終わると試験官も車に乗り込み、運転開始。
DMVの駐車場構内から路上に出る。駐車場構内に「STOP」のサインが
数か所あり、このサインに気づかずに停止せず落ちる人が多いらしい。
私は同僚から注意点を聞いていたので無事見おとさずに済んだ。
路上に出るとき、道路はそこそこの交通量だった。行けないことも
なかったのだが、試験ということもあり道が完全に空くまで待って
から路上に出た。路上をでるとまずは45マイル制限の道路。街中は
普通35マイル制限のところが多いが、この道は見晴らしがいいのか
制限速度が高い。しばらくすると左にまがれと言われたので、合図を
だして左折。中央の白線のないでこぼこした坂道を駆け上る。
しばらくするとT字路にさしかかる。右側の視界の悪い道で一時停止
した後、そろそろっと車を前に出して、左右を確認。車がないことを
確認して左折。今度はゆるやかな下り坂。制限速度は35マイルだが、
少し進むと道がやや狭くなり25マイル制限に。そして少し進むと、
左に曲がって駐車しろっと言われた。特に路上駐車している車が
あるわけでもないので、ただ縁石によせて駐車するだけ。
無事駐車が終わると試験官から
「3ポイントターンをしろ」
っと。3ポイントターン(Kターンともいう)とはUターン同様に
反対方向にターンする方法で道幅がせまくUターンできない場合に
するやり方である。詳細は他のサイトにわかりやすく書いてある
のでそちらを参照してもらいたい。この3ポイントターンで
重要なのが目視による確認。肩より奥まで見ていないと失格
または減点になる。もちろんウィンカーも忘れずに出す必要がある。
私がやったときは他の車が来ることがなかったので落ち着いてやる
ことができた。そして3ポイントターンが終わると、再び左折して
急カーブをまがりさらに左折してDMVに戻った。最後に車をバックで
駐車しろと言われ、無事駐車し終わると試験終了。試験は無事パス
できたが、路上にでるときに出発をためらった点が注意・指摘された。
その後は再びDMVの建物内に戻り、待っていると名前を呼ばれ、
そこで今日の試験の費用を払った。席に戻り数分待つと再び名前を
呼ばれ免許証用の写真撮影。数分待つとカードのできあがり!